はっきりいって未だに自覚があるような、ないような、ともかく考え出すと悶々とするばかりなのでとにかく仕事をして誤魔化している感が強いのだけれど、たった十数人の社員しかいなくても一応、会社のシャチョーという立場にある限りは、お金のことについてよくよく考えなければならない訳なのだが…
これがダメなんだなぁ。
宵越しのナントカは持たないという性質では決してないのだけれど、社員が新しい検査機器が欲しいというと、果たしてその新しい検査機器を何回使ったら元がとれるのかなんて考えずに承諾しちまう。
寛容なつもりはないんだよ、極端な話、ボルトを弛めるたり締めたりするにはドライバーではなくてレンチかペンチが必要な訳だから、それが当然と考えるんだよ。
まぁ、そのお陰で、甚だ偏屈が揃っているものの仕事はしっかりするとの評価を得て、多少無理を言っても取引先は受け入れてくれているのだけれど…
そんな具合だから、通信に関しても、会社で三つほど携帯電話を契約して、好きなように使えるようにしてたんだね。
かつては五つ揃えていたものの、知らない間に経理が三つに減らしてたという具合なのだけれど、これが、社員たちが個々でスマートフォンを持つようになったら、殆ど使われずに基本料金ばっかり取られることになっていた。
一応、どうしようかなとは思ってたんだけど…
で、ちょいとまたサーキット借り切って実験をするということで、携帯電話を持ち出して、社員5人ほどで車輌輸送だの検査機器だのを運ぶ役目を与えてクルマに乗って出掛けた矢先に…
ドコモの連中がやっちまいやがった。
肝心なときに繋がらなくなっちまって、テレビやラジオ、ネットでもニュースとして速報されて、ドコモの後手後手も公にもなっていたけれど、訪問者の中にもトバッチリを食った方がいたんじゃなかろうか。
ホント、あれは参ったね。(苦笑)
黒電話からポケベルを経験してきて、携帯電話のメールもさして使ったことがないという当方だけど、インカム(トランシーバーね)も余り使わないようになっていて、サーキットの借り時間のこともあってかなり慌ててしまったから、それなりに依存していたんだなと悟らされてしまった。
そういう訳で、結局、僻地では繋がり難いハゲバンクさんとこのスマートフォンを使ってどうにかドタバタしながらも一日の仕事は済ませられたんだけど、翌日、相当に業を煮やしてたんだろうね、いつもは穏やかで、とりわけ事務所に巣くう犬どもの信頼に篤い経理のお局女史がいつになく冷たい顔をして呟いた。
「PHSに切り替えましたからね」
その冷たさ具合がもう、「お前、経営者ならもう少し考えろよ」って具合で殺気に満ち満ちていたものだから、「あ、そう、ありがと」としか返せなかったのだけれど、よくよく考えてみればドコモ、対策はこれからだというのだから、アンテナの数とか、通信がノロいとか問題はあるようだけど、スマートフォンと併用するとすれば特に、スマートフォンとリンクさせられる機種も出てきているだけに、"ピッチ"というのも、"あり"のような気がしている。
そう考えると、会社というのは経理や総務のキメ細やかな観察および判断によって成り立っている部分も大きいと…
こんなことに今頃、気づいているのだから、何とも恥ずかしい話である。
ピッチに興味がわいた方のためにリンクを載せときます。
⇒ウィルコム代理店
さて、ここにきてやっとタイトルの本題に入るというお粗末なのだけれど、いよいよ事務所に巣くう7頭のうちの最古参、我が社が創業して間もない頃からの付き合いの長老犬が、要介護になってしまった。
昨年の夏頃から他の犬と一緒に散歩に出なくなって、週に二日ほどしか外回り(?)を望まなくなっていたのだが、寒くなった頃から立ち上がるのに時間がかかるようになり、年が明けてからは手を添えてやらねば立てなくなりもして、今週に入ってからは、小便や大便のために庭に出るのに下半身を吊って持つハーネスを着けねばならなくなった。
まぁ、物心ついた頃には既に犬だの猫だのといった動物が身近にいて、生まれた時から死ぬまで面倒を見たことも幾度があるので、生き物にとって当然のことだとして受け止められるだけの心構えは既に持っていたのだが…
しかし、勢いだけで仲間と4人で起業、毎日が日曜日の時期を経て、幸いにも相変らず事務所に泊まりこんで仕事をこなさなければならないようになっているのだけれど、その時間を常に共にしてきた朋友だけに、とにかくしっかりと、こちらの都合かもしれないものの、悔いのないように見送ってやろうと思っている。
当方だけでなく、勝手にセミリタイヤを決め込んで暫く自宅でダラダラと仕事をしていた創業メンバーのオッサン3人も、先週から交代で事務所に寝泊りして面倒を見てくれているので、要介護といっても、一般の家庭よりはずっと楽なのだけれど…
それにしても、銀行が相手にしてくれないなら資本は体力しかないと、事務所として借りていた4LDKの一軒家の裏山のハイキングコースを走ってたところで出会うことになった、もと野良なのだが、足腰が立たなくなっても、絶対にその場で漏らそうとせずに、できないのに立ちあがろうとしたり、短くウォンッと鳴いて呼んだりして、片足はもう上げられなくなっているけれど、外でしっかりと、小便大便をする気概、気骨には、感服さえ覚えてしまう。
オレたちはこういうヤツに見守られながら仕事をしてきたんだなと思うと誇らしくさえ思えるのだが、やはりこれは普通に考えると、甚だ変、気持ち悪くもあるのだろうか。
James Taylor - Shower The People
James Taylor - Don't Let Me Be Lonely Tonight






